暑い毎日が続きますが、みなさんお元気でしょうか。
ハリコオンライン(株式会社一千乃)がある群馬県では県内の市が「日本一の高気温」になったりして戦々恐々としています。
我らが高崎市はまだまだマシな気温のようですが・・・
さて、28日から大暑の次候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」となります。
大暑は今年2023年では7月23日(日)~8月7日(月)までがその期間です。
大暑といえば、二十四節気の12番目で、暑さが最も厳しい頃。
最近の気温がまさにといったところですね・・・。
大暑の期間中をさらに七十二候にすると・・・
初候 桐始結花・・・7月23日〜27日
次候 土潤溽暑・・・7月28日〜8月1日
末候 大雨時行・・・8月2日〜8月7日
となります。
次候「土潤溽暑」
「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」の溽暑(じょくしょ)とは蒸し暑さを差す言葉で、俳句に親しむ方は晩夏の季語として耳馴染みがあるかと思います。また、「溽暑」は陰暦「水無月」の異称でもあるそうです。「水無月」は陰暦6月ですが、現在の新暦で6月下旬から8月上旬にあたります。
異称の溽暑もぴったり今ごろなのですが、土が湿るほどなのに「水無月」なのは不思議ですよね。
調べてみると由来には諸説あるようです。説の1つに「連帯助詞の違い」があるそうです。
「水無月」の「無(な)」は、昔の連帯助詞における「の」にあたるもので、意味は「水の月」であったと考えられているそう。
このほか、田んぼに水を引くことから名が付いた「水張月(みずはりつき)」や田植えの仕事を終える月であることから「皆仕尽(みなしつき)」であるからという説もあるようです。
土用の丑の日
次候の期間中には、夏のスーパーで耳にする「土用の丑の日」は7月30日(日)に迎えます。
この日は鮮魚コーナーに鰻がたくさん並びますよね。
農林水産省によるとウナギはビタミンA、B1、B2、E、Dのほか、カルシウム、鉄分、亜鉛、脂質(DHA、EPA)、コラーゲンなどが含まれており、夏バテ予防に必要な栄養素が豊富なんだそう。(参考=https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1607/spe2_01.html)
「夏に鰻を食べる」という習慣自体は万葉集にも残されているそうですが、「土用の丑の日に鰻を食べる」という風習は江戸時代から始まったものだそう。発明家の平賀源内が夏に売れない鰻を売るために行ったセールスが今日までに定着してしまったんだとか。
ーーとはいえ、もともと丑の日に「う」のつく瓜やうどんを食べる風習があったそうで、そこから鰻に移行させる手腕は感心せざるをえません。