ハリコオンラインでは、白仕上げで楽しんで頂ける人が増えるように「白仕上げ活用例ご紹介　あんなこと　こんなこと」と題して絵付けした作品や、ワークショップ事例などご紹介させて頂いておりました。
新企画として、創作活動や作家をされている方に、ご希望の白仕上げに絵付けをチャレンジしてもらう企画をスタートさせます！
今回はマトリョーシカ作家として活動をするcabukinoco(かぶきのこ)さんがはりこーシカへの絵付けをチャレンジしてくれました。
はりこーシカの白仕上げは現在非売品ですが、開発用として少数のみ作って本社で持っています。


こちらが白仕上げのはりこーシカです。

cabukinocoさん

cabukinoco(かぶきのこ)と申します。主に動物を擬人化させたマトリョーシカを制作しております。
マトリョーシカといえば女の子の人形から、同じ顔の小さな人形が次々と出てくるイメージですが、ちょっと変わったマトリョーシカを作ろうと思い立ち、いろんな形やジャンルに挑戦しています。
※張子犬風マトリョーシカというものも作ったことがあります。

自身で作った猫のマトリョーシカをネコリョーシカと呼んでいます。招き猫のはりこーシカを見た時は嬉しくなって、自分でも絵付けをしてみたいと思っておりました。
招き猫はもちろんのこと鯉のぼりがユニークでなんとも可愛らしい。端午の節句を過ぎた頃でしたが、思い切ってご連絡させて頂いたところ、絵付けチャレンジに参加できることになりました。


新企画でしっかり固まっていない中、絵付けチャレンジご協力ありがとうございます！普段は木のほうのマトリョーシカを制作されています。デフォルメ強めの犬張子風マトリョーシカから、リアルめな書き込みのネコリョーシカと画風が広い印象でした。はりコーシカはどんな風に絵付けして頂けるかワクワクです♪

絵付けチャレンジスタート

普段は違う素材に絵付けされている様ですが、紙製のはりこーシカへの絵付けはどんな印象でしょうか？


手に取ってみると張子はとても軽いですね。
表面は思ったよりなめらかです。鉛筆で下書きができました。

普段ターナーアクリルガッシュ(アクリル絵の具) を使用しています。今回は浮世絵風に仕上げたいと思っているので、ちょっと渋めですが、ターナーアクリルガッシュ ジャパネスクカラーで塗ってみたいと思います。※ジャパネスクカラーは粉が入っていてざらっとした質感が特徴です。
張子との相性はどうかな⁈
大きい真鯉のお父さんは消炭色(けしずみいろ)と決めていました( ¨̮ )



張子さんは丈夫にできていますが、やはり紙なのでたっぷり水を使って塗らない方がいいのでしょうね〜と思いつつ、いつものクセで水多めで塗ってしまっていました。
途中破けたりフニャフニャにならないか心配でしたが、意外と大丈夫です。
また、ジャパネスクカラーの質感も塗るとどうなるか気になっていましたが、水でよく溶かして塗ってあるのでざらっとした質感もでていません。

私は鯉のぼりの左面から描き始めたのですが、いざ右面を描こうと思った時の難しさったら‼︎
右面と左面を同じように描けないんです😱自分の弱点を知った感じです。

左右対称・・・私も苦手です（入社１年目スタッフ）


左右の側面で見ると難しいので、バランスをとりやすいよう背びれ側から見てみることにしました。頭の中で一つの模様として捉えてチャレンジしていきます。
結果、真鯉のお父さんは1日かかりました。トホホ…弱点を知れてよし！としよう。 
２日目に深緋(こきひ)色のお母さん鯉、３日目に濃縹(こきはなだ)色、苔色(こけいろ)、紅梅色(こうばいいろ)の稚鯉たちに取り組みます。
色塗り完了後は乾燥させて、水性アクリルニス(ツヤ消し)で仕上げをしました。 

 
さらに乾燥させて完成です♪ 製作期間は約5日間ほどでした。
 

完成

初めての張子への絵付けは楽しかったです。ありがとうございました。
cabukinoco

色まで和カラーに拘ったトラディショナルで素敵なデザインを絵付けしてくださりました。撮影も公園でしょうか、居心地が良さそうで爽やかな風がこちらにも吹いてくるようでした。

SNSなど

この他、cabukinocoさんの作品はインスタグラムなどでご覧いただけます〜！猫さん犬さん好きにはたまらない作品が沢山拝見できます。

instagram 
https://www.instagram.com/cabukinoco

チャレンジ企画につきまして

絵付けチャレンジ企画のはりこーシカは、現段階で非売品のものです。今回は開発用に弊社にあった白仕上げを絵付けチャレンジして頂きました。
チャレンジ企画につきましては、作家活動されている方や創作活動されている方など限定で
絵付けにチャレンジして頂く趣旨のものとなります。

チャレンジご希望の方は、詳細につきましてはお問い合わせ頂ければと思います。
お問い合わせフォームの件名に、絵付けチャレンジ企画とご記載いただけるとスムーズかと思います。
現在販売している白仕上げ、もしくは非売品のものでも在庫があれば提供可能です。
なお非売品の白仕上げは、開発用に使用しているもので数もごく少量です。開発を行っている際にはご提供できない場合もあります。
ご了承ください。