寒蝉鳴と夏の終わり
3日の今日は、寒蝉鳴(ひぐらしなく)は立秋の次候に当たります。
立秋には初候の「涼風至(すずかぜいたる)」が8月8日〜12日。次いで「寒蝉鳴」が13日〜17日。最後に末候の「蒙霧升降(ふかききりまとう)」が18日〜22日となっています。
名前の中にある、寒蝉(かんぜみ・かんせん)はヒグラシやツクツクボウシなどを指す秋の季語でもあります。蝉の俳句というと、知識がない私は松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入蝉の声」ぐらいしか知りませんが、
句で詠まれた蝉は何だか知っていますか?調べて見ると、7月13日に山形県で詠まれたことからニイニイゼミの説が有力らしいです!こちらは夏の始まり頃なのですね。
さて、ヒグラシといえば、「カナカナカナ…」といった、どこか物悲しさを感じる鳴き声が特徴的なセミですよね。晩夏の早朝や夕方などに鳴いている事が多いですが、盛夏の時より涼しさを感じやすくなりだすかと思います。秋の訪れが感じられ、あんなに鬱陶しかった夏も終わるのかと少し名残惜しいような気持ちになってしまいますよね。
この「季節を残惜しむ」気持ちについて、最近聞いた話なのですが、俳句ではもともと春と秋のみ読まれていたとか。
最近になり「夏惜しむ」などの句が詠まれるようになったそうです。この他にも「夏の果て」や「夏逝く」「夏を追う」など色々なバリエーションがあり、言葉を駆使して過ぎる季節を惜しむ心を表現していることが感じられます。
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