張り子は型物（型から抜いて同型の物を量産する商品）とはいえ相手は「紙」ゆえプラスチックや金属製品のような精度はなかなか得られません。 もちろん少量を時間をかけ制作すればかなりの精度が出ると思うのですが、数百円や数千円という価格には当然ならず皆様が気軽に楽しめる様にご提供することが難しくなってしまいます。
故に機械にかけて同じ作業を行う事が大変難しく、多くの手作業を経て製品となります。


▲一つひとつ違い全く同じものはないのが張り子の世界

一千乃の張り子は社長自らが育てたたくさんの職人によって絵付けなどを行いますが、そのほかにも様々な手作業があります。
紐を結んだり、袋詰めしたり、シール張りや印鑑を押したりといった作業です。
様々な張り子商品を制作する為、お客様の別注等で仕様の違うものなどを作る際に内職さんの手をかりることも多く、若い型からお年寄りまで大変お世話になっています。


▲コロナウイルスの猛威が襲った時期は製作も大変でした。ポツンとそして淡々と寅の絵付けをする社長

張り子の内職作業をお願いする先の一つに就労継続支援B型事業を行なっているワークショップほしの子（P.S.サポート株式会社）」さんがあります。 ほしの子さんは障害のある方々がそれぞれの目標を見いだし、目標に向けた積み重ねと成長が実感できるように支援しており、弊社は仕事創出の一環として各種内職作業をお願いしています。



▲ほしの子さんの作業風景を視察する弊社社員

ほしの子さんとのお付き合いの中で「仕事を業者として創出する事以外にも、できることはあるのでは無いか？」という思いをカタチにしてみようということになりました。 我々一千乃のスタッフは張り子の特性や当然詳しいですし、クリエイター等は張り子に限らず様々なクリエイションが出来る。オンラインを通じて同じ気持ちの人たちと手を繋ぐことができるかもしれない…。

実験的な取り組みではありますが「Smile Partnership」という種まきをほしの子さんのご協力を得て始めることにしました。



▲ほしの子の皆さんが弊社ミニだるまを使って作ったオリジナルだるま

ミニだるま（白仕上げ）を特別価格で提供し余剰紙等を使ってオリジナルを制作することに。（12月に安中市内のセブンイレブン各店で販売予定）
販売をして得た売り上げは直接ほしの子さんに還元し販売ツールを支援として提供。「内職作業だけでなくモノづくりの楽しさを育てたい」仕事が続けたくなる気持ちを育て人の輪を広げていきたいという願いをカタチにする第一歩。


▲クリエイティブ支援でバックアップ

モノづくりで就労継続支援を行う新しいパートナーシップ「Smile Partnership」は未だ始まったばかりですが、一歩づつでも意味のあるパートナーやパートナーシップを生み出す力になればと思います。
ご興味のある方は是非弊社までメッセージをお送りください。

■詳しくは以下各ロゴをクリックしてください（別ページでリンク先ページが開きます）